この前発見したのは世界で最も軽い商品を売る自動販売機。なんと空気を売っている。しかも100円、すごく申し訳なさそうに自転車屋さんの軒先においてあった。。はたしてどれだけの売り上げが上がっているのかは不明だが、しかしこれだけぼろくなっても電気を入れておいてあるのだから、すこしばかりの売り上げは上がっているのだろう。。
卵の自動販売機というのもあった。これも新鮮な卵を販売しているのだが、しかしこれも非常にレアなケースなのではないかと思う。ぶっちゃけ誰が買うのだろうかと考えてみたくもなるが、しかしそういうナンセンスなつっこみをしてはいけない。もしかしたらすっごく売り上げが上がっているかもしれないから。。。
昔、カブトムシの自動販売機をみたことがある。。あとは買っている姿をあまり見られたくない避妊具や女の生理用品や男の生理用品(爆)の自動販売機。自動販売機について詳しいページがあったがそこには日本の自動販売機の数は世界一だとかいてある。
日本最初の自動販売機は、
「おみくじ自動販売機」(鹿野町) 明治39年製造
などとかいてあるが、、
引用元によると、
”現在のような自動販売機型のおみくじになったのは1905年(明治38年)のことで、山口県にある鹿野神社の先々代の宮司、宮本氏の考案になるものでした。 <中略>活動資金不足を補うことと信仰普及の目的で、おみくじの自動販売機を発明したのです。 そして驚くべきことに、何とこれが日本最初の自動販売機だったのです。 このおみくじ自動販売機を普及させるために、宮本氏は「女子道社」という有限会社を作り、全国の神社に販売します。 このため現在でも、全国の神社に置いてある赤いおみくじ自動販売機は、全てこの女子道社製です。
ちなみに、世界最古の自動販売機は古代エジプトで作られた「聖水自動販売機」です。 その復元模型を見たことがありますが、コインを入れると一定量の聖水が出てくる、れっきとした自動販売機でした。 洋の東西を問わず、神様というものは実に進歩的かつ合理的です。
”
だそうだ。なんともまぁ信心深いわれわれ人間なんだなぁと思う。昔ホームセンターで神棚が売っていて、古今東西、人間は微妙なところで手抜きをするようだ。ブランド価値が落ちるのではないかと心配になる(笑
自動販売機は、それこそ「販売」という機能のみに特化した装置である。その販売するという行為に付随するコミュニケーションであるとか、サービスであるとか笑顔であるとか、付加的な要素をほぼ削り落としているのが自動販売機である。別に何かを推薦することもないし、お客さんにスマイルを届けることもない。非常に実益にのみフォーカスした機械的な販売手法である。
であるから、その販売対象はあるていど品質が固定化された製品になりがちだ。それはジュースの缶詰であったり、半年くらい保存の利くお菓子だったりする。しかし時折、不思議な自動販売機がある。その最たる例が、おみくじであったり、聖水であったりするのだろう。
日本中で、おみくじの自動販売機は目にすることができる。私が思うに、おみくじの自動販売機が届けるのは純粋な「結果」であって、神託ではない。「大吉」という言葉であって、神様の届けた、大吉ではない。
しかしながら、おみくじは機能している。不思議なことであるが機能している。それはなぜなのだろうか。私には非常に不思議だ。不思議な自動販売機としか言いようがない。
まぁ、そんなことをいっても、世の中それで回っている。現代日本人にとって宗教というものが教える運命というものは自動販売機で変えるくらい気楽なものらしい。生き物も自動販売機で販売されるし、人がいなくてもたまごみたいな生鮮食料品を購入できるくらい人は経済を信じているようだ。
そのうち、スーパーのレジも完全に自動化される時代が来るらしい。ウォールマートではすでに自動化されたレジを導入しているという。果たして多くのものが自動的に売られる機械的な時代になってしまうのだろうか。。いや、そんな時代は来ないと信じたいが、、
ほかにも何か面白い自動販売機を知っている人がいたらおしえてほしい。
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