様々な法律がてんこもりのビルが、都内某所にある。
国だらけ。いったいどれだけの法域が存在するのだろうか。もしかしてどこかで犯罪をして警察に追われたらこのビルに逃げ込めばあわよくば亡命出来るのだろうか、、そんなわけはない。。我々の常識からすると、「大使館」といえばアメリカ大使館やイタリア大使館のように優雅で高貴で国威の象徴のようなイメージがするが、しかし考えてみれば日本が国交を持っている世界100以上の国(もしかしたら地域)がみんなアメリカ大使館やロシア大使館みたいなものを都心に作ってしまったら、都心部は大使館だらけになってしまうだろう(爆)
しかし、考えても見てみれば、大使館の維持費用というのはかなりの金額になる。そんなに潤沢な資金を使っているわけにはいかないだろう。車のナンバープレートで、「外交官ナンバー」といえばどこか権威の象徴のようなイメージがあるが、しかし実際都内で見る外交官ナンバーは、カリーナであったり十五年前のボルボだったりする。少なくとも高級、というよりは庶民な感じがしてしまう。
一人当たりGDPが年間1000ドルの国も大量にあるのに、家賃が最低でも月に3000ドルとられるような都内にオフィスをもったら非常に大変なことになってしまうだろう。例えば、3000ドルは家賃としては安いように感じるが、しかし日本国が450万円*3で家賃が月に1350万円のビルか何かに大使館を構えるのと、非常に単純な比較をすればかわらないからだ。
先進国全てに大使館を作るとなるとそれはさすがにあまりにも大きな負担となるし、そんなに無理をしても仕方がないところになるだろう。多分、日本人の考える「外交官」「大使」のイメージがあまりにも飛躍していることに問題があるのだと想う。なぜか「大使」というと黒塗りのリムジンに乗って国を代表してやってくるというようなイメージを抱きがちである。要は、国を代表しているのだから恥ずかしくないような身なりと生活をしていなきゃダメだろうというイメージだろう。
そう考えてみると、日本の外交官が海外で王侯貴族のような暮らしをしているのが問題になった事件も説明出来るようには想う。経済成長期には、先進国に追いつけと、そして日本はすごい国なんだと、海外にアピールするために或る程度はいわばはったりで大使に優雅な暮らしをさせると言うことにも意味があったのだと想う。要はイメージがわきにくい極東の島国のイメージを少しでも良くするために、馬子にも衣装とはよくいうが、衣装だけでも素晴らしいものを着させようとしたのだろう。そしてそうすることによって少しでもその国との外交関係を良いものにしようとしていたのだとおもう。
無論時代が変わって現代になれば、これだけ国に借金があるのに外交官はいったい何をやっているのだという批判につながるのである。これほどまでにメディアと物流と交通が発達したのにもかかわらず、外交官を広告塔にして贅沢をさせる理由は、もはや消え始めているという事実を、無意識的にではあるが、多くの人は理解していたのだろう。
多分、こういう雑居大使館はもっとあるのだと想う。一年くらい前に家探しをしていたときに、「環境良好、一階二階は大使館」という意味の分からない物件があった。家賃246万円とかいうすばらしく高い物件だったが、しかし一階と二階が大使館というマンションだかに住むというのも、なかなか不思議な感覚だと思われる。
もしかして、床をぶち抜いて飛び込めば、がさ入れが入っても亡命出来るとかいう理由で某組織が、、(違)
まぁ、いずれにしても、まだまだ我々はあやふやな常識にとらわれて物事の本質をよく見ていないことがよく分かる。というか雑居大使館はちょっと国際問題かもしれない。(汗
在日公館リスト
【携帯(mobile)の最新記事】

