もう結構前の話しになってしまったが、セーリングクラブに参加しているという事で、どういう事かこういうことかオックスフォードの代表選手の一員となりケンブリッジとの対抗戦と全英大学対抗戦に出場してきた。今回は写真を中心にその思い出をとどめたいと思う。
まず最初はケンブリッジとの対抗戦。これはだいぶ前から続いているのだが、つい最近大学の正式の代表として認められ、毎年全英対抗戦の前に集まってやっている対抗戦だ。前年はケンブリッジに負けてしまったため、栄光のトロフィーは我らの手にあらず。。
まずは、一緒にディナーで友好を深め、、

というか、実はケンブリッジとは仲がいい。訓練のプログラムを共同でやったり、セーリングも一緒にやるためにメーリングリストに色々回ってくる。やはりセーリングは出来るだけ人を集めた方が勝ちなので、どこかと姉妹都市的な関係に成っておくとお得な事は多々ある。
まぁ、そうはいっても勝負は勝負!ということで白熱の、、、、
ビール一気飲み対決!!

とか、、、、
腕相撲対決!!!とか、、

かなり盛り上がり本来の目的を忘れつつ、まぁ、いちおちゃんとセーリングもします(爆)
実はレース中の写真が無いので(そりゃそうだ、、真剣にやってたんだから)、とりあえず、自分がかっこ良く操船している写真を乗っけておこう。

そして、今回はちゃーんと、ゲットしました至宝の優勝カップ!!
これも実際戦後すぐぐらいからは使われているらしいので大変貴重。
うむ〜、やっぱりシャンパンこれでのむとかはだめか。

結果オーライ。今回は三等兵だったが、次回は兵長くらいはしたいものだ。
と気合いを入れてみる。そして、物語は終わらない。
さて、乗船したまま、土日を迎え遂に全英対抗戦がやってくる。イギリス全土から35艇が出場したこの大会、どれも猛者ぞろい。ものすごい戦闘力を備えた船たちがヨットの天国、ワイト島
近海に集結したのである。
どのくらいの猛者かというと、、、おそらくもっとも猛者だったのはこの艦だろう。間違いない。こいつに勝てる船はそういういないはずだ。。

えぇ、、、アメリカ海軍所属の原子力空母です(汗
勝てる訳ありません。。
というのは冗談だが、実際みんなものすごく強い。イギリスは世界最強のセーリング王国の一つだけあって、スタートから違う。スタートではレース開始の15分前、10分前、5分前という風に号令が並び、スタートのタイミングに合わせてスタートラインをクロスするシステムなのだが、みんな上手すぎる。全員がものすごく一直線で進んでいくのは圧巻。

スタート15分前
レースは熾烈を極めているので、あんまり写真はとれなかったが、何枚か、、



レースは何日間かにわけておこなわれ、ロングレースからショートレースまで様々な形式で行われる。運だけでは全く勝てないというのがこのレース。RYA(王立ヨット協会)全面支援のこの大会は将来英国をしょってたつヨットマンの育成もかねているので、毎日のレースの後では、何がよかったか、何が悪かったのか、ビデオを使った一時間半にもわたる講義まである。

37フィートのヨットを学生がこのように危険なレースに持ち込むのはやっぱりかなりのリスクをともない、今回は二回の衝突事故が発生、穴があいたヨットがいた。そのほかにもスピンネーカーをからませてその復旧に手間取った末座礁したエディンバラ大学の悲しみも有名だ(汗

座礁するエディンバラ大学艇
なんというか、英国の底力を見たと思う。これもSunSailという巨大ヨットチャーターカンパニーの後援あってのイベントだろう。日本で37フィートクラスの全く同じヨットを学生の操船する危険きわまりないボートレースに提供する人などいないと思われるので、これに参加する事はほぼ不可能なのではないかと想像する。
日本の大学で475とかをやっている人たちはぜひとも英国留学をお進めしたい。ディンギーでももちろんかなりのハイレベルで勉強になるが、それ以上にセーリングでもこれだけの環境があるのはとても珍しい事なのじゃないかと思う。
残念ながら自分は真剣なレースをしてこなかった人間なので一兵卒としては頑張れたが中田のような活躍は出来なかった。無念。ぜひともこれは真の実力を持った日本のヨットマンに将来参加してもらいたいレースだ。(って、日本でもこういうレースあるのかな!?)
ちなみに、、、レースの結果は地元ワイト島の複雑な潮流と島風を知り尽くした三大学、サウザンプトン、ポーツマス、ソレント大学が上位を独占。わがオックスフォード大学の一軍は中位に食い込むも我らが二軍は、、、ゴホゴホ、、下から数えた方が早いので非公表ということで(汗
何はともあれ楽しい一週間だった。ちなみに、終わりに蛇足になりますが、この下働きの功績をふまえ、「ヨット部 訓練強化部長代行(Deputy Training Officer)」に就任しました!
ふふふ、遂に自分も幹部か、、(大違)
引き続きイギリスヨット生活をお伝えしたいと思います。。。
って勉強しているのか自分という質問はしてはいけません。。
なんというか、英国の底力を見たと思う。これもSunSailという巨大ヨットチャーターカンパニーの後援あってのイベントだろう。日本で37フィートクラスの全く同じヨットを学生の操船する危険きわまりないボートレースに提供する人などいないと思われるので、これに参加する事はほぼ不可能なのではないかと想像する。
日本の大学で475とかをやっている人たちはぜひとも英国留学をお進めしたい。ディンギーでももちろんかなりのハイレベルで勉強になるが、それ以上にセーリングでもこれだけの環境があるのはとても珍しい事なのじゃないかと思う。
残念ながら自分は真剣なレースをしてこなかった人間なので一兵卒としては頑張れたが中田のような活躍は出来なかった。無念。ぜひともこれは真の実力を持った日本のヨットマンに将来参加してもらいたいレースだ。(って、日本でもこういうレースあるのかな!?)
ちなみに、、、レースの結果は地元ワイト島の複雑な潮流と島風を知り尽くした三大学、サウザンプトン、ポーツマス、ソレント大学が上位を独占。わがオックスフォード大学の一軍は中位に食い込むも我らが二軍は、、、ゴホゴホ、、下から数えた方が早いので非公表ということで(汗
何はともあれ楽しい一週間だった。ちなみに、終わりに蛇足になりますが、この下働きの功績をふまえ、「ヨット部 訓練強化部長代行(Deputy Training Officer)」に就任しました!
ふふふ、遂に自分も幹部か、、(大違)
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