2012年12月17日

第46回衆院選における自民党と公明党の得票率(速報値より)



 自民党が圧勝しました。そういう空気である理由がよくわからないのにもかかわらず、自民党が圧勝したという感覚を持つ方も多いかと思います。そもそもの制度的な問題で、小選挙区は死に票が多いですし、またそれに輪をかけて特定のセグメントの投票率が低いので、そういう感覚になるのではないかと感じています。

 さらっと見ても誰も作っていないので、簡単に作ってみました。選挙人名簿登録者数と得票数に対する自民・公明の得票率です。



 かなりざくっと作っていますので、不正確な部分はお許し下さい。しかし大体の傾向はかわらないはずです。ソースは、総務省の平成23年9月2日現在選挙人名簿及び在外選挙人名簿登録者数( http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/data/meibo/meibo_h23.html )と日経新聞12月17日付の記事(選挙1−8面)における自民党と公明党、および全体における比例区の投票数です。

 投票人に対する得票率に関しては、実数を手入力した後に、紙面の得票率と比較して間違いがないかを確認しています。注意点としては、選挙人名簿は平成23年9月のものなので現時点と異なる可能性があります。また、北関東と東京は97%、九州は92%の開票率でしたので、各数字を単純に100%に換算しています。

 まずは見てみて下さい。(画像をクリックすると別画面で大きく見れるはずです)


 速報値:2012年第46回衆議院議員選挙における自民党及び公明党の選挙人名簿登録者数及び投票者数に対する得票率


 この数字から言えることは、多くあるかと思います。史上最低を見込む投票率のせいで、自民党と公明党を併せても、1億人の選挙人登録者に対して日本国全体では23%の支持率しか得ていません(不投票を不支持と仮定した場合)。投票した人に対しても自民および公明あわせて39%です。

 私は、自民党に期待します。この経済状況を、国の危機を何とかしてくれるように、重鎮の方々と、新しい方々の改革の志に期待します。
 しかしながら、国民の77%が、もしかしたら自民党と公明党を支持していないかもしれないという事実。投票した人々の、61%が自民党と公明党に、少なくとも比例区では投票していないという事実を、意識して頂ければと思います。国会議員は、国民の代表者であって、支持者の代表者ではありません。国民が何を望んでいるのか、多くの国民がどの様な声に対して投票したかを、是非意識して頂ければと思うのです。

 また、やはり、しっかりと投票に行かなければと思います。このまま日本が沈没しても、それは実は我々、日本国民のせいなのです。自分たちが意見をしっかりと表明し、そして指導者を養成していかなければなりません。

 投票した人達のうちの61%の、自民党に投票しなかった方々。民主的な選挙の結果を受け入れ、建設的な提案をしていこうではないでしょうか。また、選挙人登録者人口の40%超にものぼる投票をしなかった方々。いろいろな事情はあるけど、、、やっぱり、投票するように努力しようではありませんか。


とりあえず、以上です。いやはや。


p.s. 速報値ですので最終確定値とはずれがあるはずですが大勢はかわらないはずです。大きな誤りがあれば教えてください。

posted by Cotton at 08:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治と経済(Politics&Economy) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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